(剣士×音楽家)
恋しい人に触れたくて、伸ばした自分の手の異端さに。いまさらだけど、ぎょっとする。
骨、だけの手。
朽ちた死を否応なしに思い起こさせる不吉な手、だけれど。それだけじゃない、と今なら少しだけ胸を張れる。
音楽で人の心を満たした手、なのだと。この二年で証明してみせた。
だから、手を。
「うん?ああ、繋ぐか、ブルック?」
躊躇わなくなった、とはまだ言えないが。それでも、自分から伸ばせるようになった。
そうすれば、すぐに応えてくれるぬくもりに。
「・・・・ヨホホホ。」
ブルックは、泣きたくなった。
不吉なだけじゃなくなったけれど、でも骨だけの手を愛しげに繋いでくれるゾロに。嬉しさで、泣きたくなったブルックに。
「・・・・自己評価が低いよな、お前。」
困ったような、少し苦みがある笑みを浮かべ。ゾロは今や世界的スターとなり、人々に愛されているのに気づかずにいる恋人の鈍さを音にした。
(貴方が考えているより、世界は貴方を愛している。)
2年後のブルックは、自信がついていると思うんですよね!
だって愛されまくっていますものね、それが証拠にスターですものvvv
でも、ゾロの前だと乙女思考装備になるから。一歩分ぐらいの自信しかなくて、もじもじしていたら可愛いかと!
そして、そんなブルックにゾロはもだもだしていたら尚、いい!!←落ち着こう、そこ
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