(剣士×音楽家)






口にポッキーをくわえ、首をやや傾け、ブルックは。



「食べませんか?」



ポッキーゲームの誘いを、ゾロにする。
・・・・普段は、ゾロと手を触れ合わせるだけでも恥ずかしがり、真っ赤になってオロオロするばかりのブルックだが。遊びでの触れ合いなら、何故か恥ずかしさを覚えないらしい。
だから、素で。ゾロの理性が持つわけがない、遊びで終わるわけがない誘いをしてくるブルックに。
正直、据え膳だとばかりに誘いに乗って、ポッキーなぞ関係なくブルックの唇を貪ってやろうかとゾロは半ば、本気で考えるが。

・・・・独り遊びを、もうしなくていいのだと。

誰かと一緒に遊んでいいのだという事実が嬉しくて、楽しくて色々な遊びに興味を持ち、やりたがるブルックを知っているだけに。ゾロは、結局、浮かんだ考えを実行できないまま。

「・・・・食う。」

ブルックの、遊んで欲しいという気持ちを優勢して。人生で一番、忍耐を試される遊びに付き合った。






(己の欲より、大事な君の気持ち。)









ゾロの誕生日が11月11日=ポッキーの日なので。ポッキーネタで書いたら、全然、誕生日を祝っていないというか全く誕生日とは関係ないssが出来上がったという(爆)
・・・・・・・うん、すみませんでした・・・・・・・(逃走)←最低









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